修練医モデルケース

 

 

ここでは修練医の1日の流れを紹介します。実際に入局したことをイメージする一助となれば幸いです。

1週間の流れ

過去の修練医の1例です。

麻酔・生体管理科所属でありながら、口腔病原微生物学の研究を行い、

週1日研究日をいただいていることに加え、診療日も空いた時間に論文を読んだり、終業後の時間を利用して研究室に行ったりと臨床と研究の両立が可能です。

1日の流れ

朝礼 8:45~

8:45から4-B外来で朝礼があります。静脈内鎮静症例と注意の必要な患者さんの確認を行います。

技工物回収 8:50~

朝礼が終わると6階の中央技工室の特殊歯科の棚にある技工物を

回収しに行きます。

回収時にこっそり上級医の模型を見て、自分の形成と比較すると、形成量や形態など改善すべき点が見えてきます。

診療と介助 9:00~

上級医の診療介助は静脈内鎮静法下での治療に優先的につきます。特殊歯科の症例は全顎的な治療となることも多く、治療計画など考えながら介助すると非常に勉強になります。注意点など適宜説明していただけますし、疑問に思った点などの質問にも丁寧にお答えいただけます。

診療は上級医と一緒に行いますので、不安な点があれば、すぐに相談できます。最もためになるのは、診療後に良かった点や改善すべき点をすぐにご指導いただけることだと思います。

上級医の介助に付いたり、診療を一緒に行い、それぞれの先生方の良いとこ取りをすることで、自分自身のスタイルを確立していくことができます。

表は1か月間の自験症例数です。

 

歯周治療の流れに沿った診療に加えて、補綴治療や歯内治療、抜歯など幅広い

内容の診療を行うことができます。

 

また、特殊歯科ならではの薬物的行動調整法下での治療も行います。

 

技工指示書提出 ~16:45

4階でまとめておいた印象や技工物を指示書と一緒に6階中央技工室へ持っていきます。

技工士さんとの話の中で、どんなことを指示書に書く必要があるのか分かってきます。

自己研鑽17:00頃~

遅くても17時には診療が終了します。それ以降は間に合っていないカルテの記載に加え、マネキンや抜去歯を用いた練習をしたり、その日に気になったことを勉強したりしています。

その際にも上級医の先生方からアドバイスを頂くことは多く、疑問を翌日以降に持ち越すことはほとんどありません。