① 歯科医院との地域医療連携の流れ
特殊歯科総合治療部では、患者さんの体調への配慮が必要なため、待ち時間の短縮、地域医療連携の推進、紹介しやすいシステムを目指しております。円滑に治療に入れるように、紹介初診患者さんにはFAXによる予約を推進しております。
※紹介初診患者さんは 全員、事前予約が必要です。
(予約なしで来院された場合は、4B受付で初診予約のみお取りし、診察は次回以降とさせて頂きます)
※予約手順の詳細は、以下をご覧ください。
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kouhou/pdf/renkeishika.pdf
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kouhou/shinryo/renkei/#fax
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/kouhou/shinryo/renkei/pdf/fax-yoyaku-form-1_covid19ver4.pdf
② 特殊歯科総合治療部での治療の流れ
初診時は、当科紹介となった要因と既往歴の評価、それに対応できる各種行動調整法の選択・決定を行います。次いで、行動調整法の術前診察を行い診察終了となります。
特殊歯科総合治療部では、かかりつけ医への対診や各種行動調整法を用いて治療を行うため、原則、初診時に歯科治療は行ないません。治療は再診以降で行い、主訴の改善を主目的とします。急性症状が改善された後は、原則、紹介元に逆紹介とさせて頂きます。
③ 紹介前に以下をご確認下さい
ⅰ)当科への紹介が適切であるか?
基礎疾患がある、チェアタイムがかかるという理由だけでは、当科対象患者さんではありません。以下の患者例を参考にして頂けますと幸いです。
◎対象患者例
障害者、嘔吐反射、歯科恐怖症、認知症 などで歯科治療が困難
ⅱ)当科での治療は、費用と期間を要することについて患者の承諾が得られているか?
各種薬物的行動調整法には、別途費用がかかります。また、治療回数は一般歯科治療の回数以上かかることも少なくありませんので、継続した通院が必要です。
◎薬物的行動調整法の料金例(3割負担での自己負担金)
・笑気吸入鎮静法 歯科治療費 + 1,000円程度
・静脈麻酔(静脈内鎮静法) 歯科治療費 + ~5,000円程度
(使用薬剤によって異なります)
・全身麻酔 歯科治療費 + ~60,000円程度
ⅲ)初診時に持参して頂きたい物
・紹介状
・現在受診中の医療機関の名前、住所がわかる資料(医科対診に必要)
・施設で療養中の方は、生活スタイルがわかる資料(アセスメントシート等)
・使用している薬(薬剤情報提供文書、お薬手帳等)
・障害者手帳や療育手帳 など